【経験談】フリーランスエンジニアのメリット・デメリット

フリーランス

たまに、正社員でエンジニアをやっている知人から

「フリーランスってどうなの?」

と訊かれる事があり、大体の方は

「よくわからんが、フリーランスエンジニア=自由だけど収入が不安定」

という漠然としたイメージがあるようです。

単純にそれだけとは言えないので、実際に僕(36歳エンジニア)が5年ほどフリーランスエンジニアをやっていて実際に感じたメリットとデメリットを挙げたいと思います。

主に、今社員だけどフリーランスに興味があるという方に向けて書いています。

まずはメリットから挙げていきます。

メリット1: 色々な会社、プロジェクトを渡り歩いて幅広い経験を得る

これが一番大きなメリットだと思います。

前提として、プロジェクトによって

・技術要素
・環境
・メンバーの個性
・常識

これら全てが違いますが、プロジェクトを一定のペースで渡り歩く事により、自然と柔軟性が身に付きます。

終身雇用が既に幻想となった今の日本で、ずっと同じ環境で働けるということはまずないので、環境が変わっても柔軟に対応出来る必要があります。

正社員でも転職すれば同じように出来ると思うかもしれません。

しかし正社員という雇用形態は、採用側は雇用形態としてヘビーなのでかなり慎重になります。

実際僕も採用をやっていた時期がありましたが、やはりそうでした。

そのため、実力があっても採用が見送られたり、案件の幅や数もフリーランスに比べて少ない傾向にあります。

特に正社員は管理職もしくは管理職候補が多い傾向にあり、コーディングが好きな方には微妙です。

また、SIerのような常駐派遣型は、色々なプロジェクトを渡り歩く事は可能ではありますが、基本的には勝手に常駐先を決められる為、運で状況が左右されます。

一方フリーランスであれば、エージェントが保有する案件が多岐に渡る上に、正社員に比べ決まりやすい為、自分が興味あるプロジェクトを選びやすく、これには一種の自由を感じます。

自分で営業したり知り合いの現場に行く場合でも、当然ながら自由です。

あと、色々プロジェクトを渡り歩いていれば自然と人脈も増えていきますので、何年後かに再度向こうから声を掛けてきてくれる事もあると思います。

(というか40歳も過ぎると、エージェント等のサービスを使うより、知り合いから紹介されてプロジェクトに参画するのが一般的です)

メリット2: 案件の合間にのんびり海外旅行!週3稼働の案件でまったり働く事も可能

プロジェクトが一段落して案件を契約終了し、次のプロジェクトに入らずに1ヶ月ほど(もしくはそれ以上)休むという事も可能です。

その休みを利用して、ガッツリ海外旅行も可能です。

正社員の場合、特別な事情がない限り1ヶ月も休める会社は日本において稀ですし、SIerの現場が変わる合間でも同様です。

また、週3〜4稼働の案件もあるので、他の事業などと並行して進めたり、あるいは空いてる日は何もせずゆっくりする、というような事も可能です。

知り合いのフリーランスエンジニアは、

「しんどいから週5も働きたくない」

と言い、週3稼働でマイペースに働いていました。

メリット3: 同程度の業務内容で、正社員よりフリーランスの方が貰える金額が高い(年間+360万円増を経験)

エージェントを使う場合、純粋に頂ける金額は大きくなる傾向にあります。

僕の場合ですが、同じような開発業務が正社員時代は月35万円だったのが、フリーランスになったら月65万円でしたので、単純に計算すると1.85倍で、年間で360万円の差です。

この理由は主に、社員の雇用とは異なる為、社会保険料や雇用保険、福利厚生における会社負担がない為です。

あとはフリーランスの募集はプロジェクトのリソースが足りないなど急なニーズである事が多い為、特急料金的な側面もあると思います。

ただ報酬については税金などの側面でサラリーマンの給料と勝手がちがう為、デメリット(後述)も留意しておきましょう。

なおエージェントを使わない場合は多少の商談力が必要ですが、その見返りは大きく、エージェント経由では想像出来ない報酬が頂く事も可能です。

僕も今はエージェントを使っていない為、ありがたい事にそこそこ頂いている状況です。

メリット4: フリーランスから正社員になる事も可能

一度フリーランスになったら、一生そうでなくてはいけないという訳ではありません。

現場を渡り歩いていて、そのプロジェクトや会社に本気で将来性を感じた場合、正社員(もしくは役員)になるという事も可能です。

エージェントを利用している場合は契約によりますが、使っていない場合はその辺は自由なので、「将来的には正社員に戻りたいが、それに相応しい現場探し」として色々なプロジェクトに参画するのもアリだと思います。

要は別に、いつでもどちらにでもなれるという事です。

メリット5: 馴れ合い不要!無理に社員同士の輪に入る必要がない

社員旅行やボウリング等の社内行事が苦手という方も一定数居ると思いますが、基本的にフリーランス(業務委託)だとこのようなイベントは参加不要です。

会社によっては業務委託も参加可能な場合もありますが…

正社員だとどうしても、たまの飲み会など会社内の人間関係でうまくやらないと何かと不利な場合が多いですが、フリーランスなら業務レベルでうまくやれていれば問題なく、人間関係の割り切りがしやすいです。

ぶっちゃけた言い方をすると、社員同士の馴れ合いに参加せずに済みます。

さて、次はデメリットですが、基本的にはメリットの裏返しとなります。

デメリット1: 1つの会社やプロジェクトに長居する事が出来ない

将来的にその現場に正社員が配属され、フリーランスの方がお役御免となる場合があります。

プロジェクト側も、基本的にはフリーランスを3年以上など長期で契約するという想定をしていない事が多い為です。

これは会社によりますが、ベンチャーの場合は、立ち上げ当初は比較的即戦力でリソースが手に入りやすいフリーランスと契約し、社員を採用して増やしたらそっちにリソースをシフトしていくと想定している事が多いです。

会社黎明期にフリーランスでの契約だった人がそのまま社員や役員になるケースも多いですね。

なので、1つの会社・プロジェクトに長く居たいという方は、フリーランスはやめた方が良いです。

僕は色々な現場を経験したいので、デメリットと思いませんが。

デメリット2: 請求書の作成や確定申告、お金について自己管理が必要

これはエンジニアに限らず、フリーランス(個人事業主)共通ですが、確定申告に向けて自分で帳簿に入力する必要があります。

税理士に丸投げするという手段もありますが、その分お金は掛かります。

また、請求書を契約先もしくはエージェントに提出する必要があります。(自力で全て契約している場合、見積りや発注書など全て必要です)

最近ではfreeeやMFクラウド等の会計サービスがあり、これらを使うと素人でも確定申告がかなり楽ですので、使う事をオススメします。

ちなみに法人の場合は、たとえ会計サービスを使っても自力で決算書を作ったり税法を調べるのはかなり難しい為、素直に税理士に頼んだ方が良いです。

また、フリーランスの報酬と従業員の給与とでは税金などを加味した実質的な手取りの計算が異なるので、フリーランスになって社員時代と同じような金銭感覚でいると、税金の支払いなどで詰んでしまう恐れがあります。

PC等商売道具は経費の枠で購入可能なので、そこは活用して節税しましょう。

一方、社員なら、勝手に税金が差し引かれて手取り額だけが口座に入るので楽な訳ですから、いかに社員は自分のお金回りを会社の経理任せであるという事が分かるのではないでしょうか。

僕もぶっちゃけ、社員時代は給与明細を手取り額(差引支給額)以外の部分は全然見てませんでしたので…

ただ、このようなお金の動きは自分で管理したいと思う方には特にデメリットにならないと思います。(僕もそうです)

デメリット3: 賃貸や住宅ローン契約、クレジットカード作成が不利になるかも?

よく言われている事ですが、これはものによると思います。

同じフリーランス仲間でも、個人事業主になって1年経ったらクレジットカードは作成出来てましたし、それほどクリティカルではないと思います。

どうしても気になるなら、社員時代にクレジットカードを作っておきましょう。

ちなみに僕も、フリーランス(個人事業主)になって3ヶ月目ぐらいの頃、家賃が月12万円ほどの賃貸が契約出来ました。

今は法人ですが、これらで困った事は特に無いです。

デメリットは以上です。

終わりに

メリットとデメリットを挙げてきましたが、最後に僕の考えを書いておきます。

僕としては、エンジニア・ビジネスマンとして自分の責任で働き、環境の変化に対応出来るほうがスキルアップや知見、柔軟性の向上になる為、フリーランスエンジニアを1度経験する事をオススメしたいです。

僕はそれでお金や仕事についての意識が変わり、収入が上がり法人化までしたきっかけになりましたので、フリーランスになって本当に良かったと思います。

また、挙げたデメリットについても、世間一般的に見たらという意味で書いたのですが、僕自身はデメリットだと思っていません。

僕と同じようにそう思った場合、フリーランスが向いているという事だと思います。

正直言うと、正社員時代に僕はこんな事を思いながら働いていました。

「俺がヘマしても最終的には会社がなんとかしてくれるよな」
「こっちは低賃金で働いてるんだから、仕事のやり方も適当で良いだろう」
「定時以外は絶対に仕事をしたくないし、考えたくもない」
「一生懸命働いてる奴、社畜かよ(笑)」

改めて振り返ると、典型的なダメサラリーマンですね(笑)

ただ、その一方で、

「なんだか日々、モヤモヤする」
「今のままじゃ、俺は人生ずっとこのままデキない奴だろうな…」
「もっと稼げるようになって、自由になりたい」
「仕事にやりがいを感じるにはどうしたらいいんだ?」

そう思いながらくすぶっていたのもまた事実でした。

そして結婚を考える事になった時、自分のレベルを上げて稼げるようになりたいと思うようになり、あれこれ考えた結果、フリーランスに転身しました。

フリーランスになった具体的なきっかけについては、以下の記事をご覧ください。

【起業】僕はこうしてフリーランスになった

とにかくフリーランスになる事で、独立して自分の責任で仕事をすれば、やりがいと正社員以上の収入と自由が手に入るんだなという事を僕は実感しました。

なのでもし、かつての僕のように、いま鬱屈した気分で働いている人は、思い切ってフリーランスになってみる事をオススメします!

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