IT系の資格は色々あります。
有名な国家資格「基本情報技術者試験」(通称:基本情報)から、
ベンダー系資格と呼ばれる「Oracle Master」まで、色々な資格があります。
最近ではベンダー系資格の中では、AWSの資格が比較的人気があるように思えます。
これらは取得するメリットがあるのか、取得する価値のある資格はあるのか?
そういった話について、
フリーランスで起業してエンジニアをしている僕なりに書いてみようと思います。
資格がなくてもやっていけるし、正直いって不要
まず、僕ですが結論から言うとそれほど資格を持っていません。
「Oracle Master Bronze 11g」
「SJCP」(今はSunではなくOracleになった為、名称が変わったと思います)
程度です。
それも、10年以上前に取得して、それ以降、資格の取得をしていません。
それでもやってこれていますし、独立して以降どころか社員時代、資格がなくて不利になった事は無いように思います。
なので、資格がなくても食いっぱぐれる事はないし、周囲を見てもそんな感じです。
逆に、資格をやたら沢山持っているのに、うまく仕事にありつけない人も居ます。
そもそも、特にフリーランスや起業してエンジニアをやっていると、クライアントからは
「こういう事がやりたい」
とか
「こんなシステムが欲しい」
とITにまつわる相談を依頼されるわけで、
資格を求めているのではありません。
力試しや、サラリーマンなら若干意味あり?
かといって、資格がまったく意味がないとまでは思いません。
もし、社員(サラリーマン)としてエンジニアをやっている方であれば、たとえば
「この資格を持っていれば給料プラス2万円」
というような補助や制度のある会社もあるので、それをうまく使って、手取り額をあげるというのは悪くないと思います。
特に、経験が浅いうちは待遇が低めだと思うので、そこを補強出来て、ついでに知識も武装出来ます。
あとは、自分の今の知識について、力試しをしたり、棚卸しをしたりするにも良いのかもしれません。
また、常駐型において
「特定の資格がないと現場に入れてもらえない」
というようなケースもあるようなので(金融など)、そういった現場に行きたいという人は必要に応じて資格を取って良いかもしれません。
(正直そういった現場に行けなくても大して問題になりませんが)
あと、基本情報程度であれば、無駄にはならないと思いますが
別に資格取得以外でも、勉強は可能ですので、無理に取得する事もないです。
独立したいなら、そもそもの資格や補助制度の存在について考えるべき
ただ、もし貴方が今社員で、
いつかフリーランスになり独立したいと思っているのであれば、
資格による待遇アップも、
結局は社員のモチベーション維持などのための
「会社の仕組みの一部」
であるという事は、心に留めておいたほうが良いと思います。
また、特にベンダー資格なんかはその資格が普及することにより、
誰が一番得してる?(儲かってる?)
と言う視点で見るべきです。
AWSの資格が流行れば、それを取った人なんかよりもAmazon自体が一番得をしてるわけです。
結局、社会は実力主義ですし、資格勉強をする時間があるなら、目の前の仕事に全力になる方が勉強になるし、為になります。