【悲報】LUNA,UST大暴落でお金が溶けました

暗号通貨

2022年5月12日、暗号通貨業界に衝撃が走りました。

暗号通貨「LUNA」と、その姉妹コイン「UST」が大暴落し、その影響により他の暗号通貨も釣られて下がり業界全体が影響を受けました。

僕自身も、エンジニアとして業界の学習を兼ねて暗号通貨には投資しており、USTを買っていた為含み損が出てしまいました。

「値動きが安定しているステーブルコインなら安心だろう」

なんて思っていたらまさかの暴落!

ビックリです。まさか自分が暴落ショックの被害に遭うとは、これが暗号通貨の洗礼なんでしょうか(笑

そこで、今回はこの事件で考えた事や、反省、今後への活かし方を書いてみたいと思います。

1LUNA=100ドルがほぼゼロになり【電子クズ】と化す

詳しい状況は「LUNA 暴落」などと検索すれば出てくるのでここでは詳細は割愛しますが、調子が良かった頃は1LUNAで100ドル以上だったが、瞬く間に暴落してほぼ無価値になり、いわゆる「電子クズ」と化しました。

↑小数を数えるのが困難なぐらい暴落

言うまでもなくネットは大荒れし、何百万〜何千万円を失ってしまったという人も居た模様です。

ただ、LUNA自体は暗号通貨業界ではそこそこ有名だったものの、ライトユーザにはそこまで知られていませんでしたし、僕自身今回の事件が起きるまで知りませんでした。

LUNAとは別に、USドルと価値がほぼ同等の「ステーブルコイン」と呼ばれる暗号通貨「UST」は、価格が安定していてかつ金利が高めなので、持っている方は多かったようで、僕もLUNAは持っていませんでしたが、USTは持っていました。

しかし、USTはUSドルの連動をLUNAの独自アルゴリズムで行っており、LUNAの価値が下がるにつれて、USTもUSドルの価値と連動しなくなっていきます。(デペグなどと呼ばれます)

↑USTの値動きですが、5月9日〜10日ぐらいから動きが不安定になっています。

僕はUSTを持っていたので、本来USドルと価値が同一になるはずが価格がどんどん下落しているのを見て、明らかになにかまずい事が起きていると思い、0.75ドル程度に値下がった状態で損切りをしました。

恥ずかしながらそれまで、USTがLUNAの姉妹である事も知らず(そもそもLUNAの存在自体を知らず)、単に「金利が高くて値動きも安定している神通貨」としか思っていませんでした。

今思えば、そんな都合の良い仕様であれば、その分何かリスクがあるはずです。

そういうわけで、LUNAの暴落については色々な事が言われていますが、損失を出してしまった事については明らかに僕の調査不足が原因でした。

似たような事件は定期的に起きている

過去の事例を調べてみると、どうやら去年も、TITANという暗号通貨が暴落していて、これもまたUSTと同じくステーブルコインかつDeFi型だったようです。

そしてこの暗号通貨は、あのイケハヤ氏が取り上げた途端に大暴落して炎上したみたいです(笑
(余談ですが、僕が思うイケハヤ氏についての記事はコチラ

まあ、こういった事は投資の世界ではよくある事だと思いますし、今後も起こりうる事でしょう。

自分が今後損をしないように、自戒の意味も込めて、原因と対策について考えていく必要があります。

USTの仕組みを調べていなかった

今回、僕がUSTで損失を出した理由の1つとしては、そもそもUSTに対して何も知らなさすぎたという事があります。

僕がつかっているBybitという取引所では、ステーブルコインはUSTの他にもUSDT(テザー)やBUSD(バイナンスUSD)などありますが、USTはそれらとは価値の担保の仕組みが異なり、リスクも異なります。

たとえば、USDTについては、発行元のテザー社が、USDT発行分を他の資産で同額ドルの価値を担保しているという仕様である一方、USTはLUNAの1ドル分と交換出来るという、他の資産で担保をしていない、独自アルゴリズムによる「無担保型」となります。

簡単な話、LUNAの価値・流通がなくなればUSTの価値担保が出来なくなります

これは今回の暴落の理由の1つとされており、以前からも懸念点とされていたようです。

また、無担保ゆえに異常に高い金利を設定していても、問題がなかったのだと思います。

僕は今回の暴落を受けてやっとこういった事を知ったのですが、もし、このような事を事前に知っていたら、そもそもUSTに手を出していなかったと思います。

なので、今後は投資先については事前に念入りに調べるべき、という事を痛感しました。

具体的には、暗号通貨においては、プロジェクト概要・ホワイトペーパーの確認、ポジティブ・ネガティブ両方の側面の情報を収集し、自分の中で咀嚼したうえで、投資するか否かを決めるべきだと思います。

「上場していれば大丈夫」と思考停止だった

「暴落するような懸念のある暗号通貨は、そもそもBybitのような大手取引所に上場する事はないだろう」

思考停止になっていました。

が、考えてみたら、日本で言うと東証に上場している会社が粉飾決済や業績悪化による上場廃止、という事はしばしばある事です。

特に、まだまだ発展途上な暗号通貨業界であれば尚更そういったリスクは高いでしょう。

もちろん、Bybitをはじめとする有名な取引所は、自身の信用もあるので審査自体はきちんとしていると思うので、そこも加味しつつ、過信はしないようにするべきだと思います。

神々のゲームに波乗りしている事を自覚する

これは僕のビジネスのメンターから聞いた言葉ではありますが、これが核心かと思います。

株、FX、暗号通貨などの投資は結局、大物投資家たちの手のひらで遊ばれてることを理解したうえで、やらないと勝てない。

今回のLUNA暴落でも、大多数の一般投資家が損をした一方で、一部の大物が爆益を得ているという話があります。

そしてこれは、投資以外にも、世の中全体に言える事だと思います。

それを、権力者は卑怯だ!とか言っていても仕方ありませんが、残念ながら普通の人は殆どがこの考えです。

そうではなく、世の中不平等である事を受け入れた上で、その状況すらも利用して人生を生きていく必要があるという事というのが持論です。

金銭的な損はしたが、経験値的には寧ろプラスになった

今回の暴落は、LUNAの仕組み自体の問題もあったものの、プロジェクトの色々な不穏な動きで投資家の信用を失ったという事もあり、暗号通貨やブロックチェーンの技術自体がダメであるという事ではないという認識です。

また、僕は冒頭で述べた通り、暗号通貨への投資額は元々少なかった上に、イーサリアムやビッダオなど別のコインに分散していた事もあり、損はしたもののクリティカルと言える被害ではありませんでした。

寧ろ今回の損失が、暗号通貨や投資に対する意識を改めるきっかけになったので、引き続き暗号通貨やブロックチェーン界隈に向き合っていこうと思います。

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