僕は将来的に脱日本をしたいのですが、その際の移住先の候補国を考えております。
以前記事にしたUAEは大変魅力的なのですが、定住となるとやはり家賃など高く、強固な収入源がないとゆとりある生活が難しいので、たまに刺激を求めて行ければ良いかなと思います。
なので、移住先候補として挙がっている国として、物価が安めかつ、移住するためのビザの取得が現実的な国の1つである、フィリピンについて書いてみたいと思います。
一度移住先の選択肢から外したが、復活した理由
フィリピンについては、天災やローカルフードの口の合わなさから、移住先としては考えていないという事を以前の記事に書きました。
たしかにそこは良く無い点として思ってはいるのですが、住む場所やライフスタイル次第である程度リスク回避可能と思いました。
天災については、もっとも恐れているのは停電なのですが、発電機のあるコンドミニアムがあるようで、そこに住めば良いようです。
日本のマンションで、共用スペースのみならず各レジデンスにも供給される電力の自家発電装置があるのは確か六本木ヒルズぐらいだったと思うのですが、台風が多い上に日本よりインフラ脆弱なフィリピンでは発電可能なコンドミニアムは普通に存在するようです。
あと、ローカルフードについては、そもそも無理に食べる必要もないですからね(笑)
フィリピンはローカル以外にも日本食を含めた色々な飯が食べれるので、そのあたりは困らなさそうです。
調べてると、韓国料理屋が多いですね。焼肉とか韓国料理は好きなので、良いかも。
日本に近い(東京とマニラは往復3〜4時間程度)
日本に近いというのも良く、僕の場合は、いきなり家族で移住するのではなく、段階的に移住する予定なので、ちょうど良いと言えます。
というのも、我が家にはうさぎが2匹居るのですが、さすがにフィリピンに連れて行く事は厳しいです。
うさぎを飛行機に乗せる事自体は可能なのですが、飛行機での移動は音や衝撃があったり、貨物室内での輸送となり、環境の変化に弱いうさぎには不利で、最悪移動中に死に至る場合があります。
(実際、犬や猫でも輸送中に亡くなるケースがあります)
また、仮に移動できたとしても、フィリピンの気候にうさぎは合わないです。(暑さに弱い)万が一、エアコンが止まってしまった場合は命に関わります。
そのため家族での完全海外移住は、うさぎ達がお月様組になった後となります。
それまでは、いつでも移住できる状態を作りたい(資金、ビザ、住宅等の準備)と思います。
元々土地勘があり、フィリピンの良い所・悪い所を知っている
フィリピンには、仕事などの用事で何度も行った事があります。
そのため空港をはじめとしてマニラ周辺は土地勘のあるエリアもあるので、心理的な安心感があります。
海外移住となると、実際の移住後に
「想像していたものと違った・・・」
とギャップを感じたり、後悔するような事もあるようですが、何度か渡航していたり1ヶ月ほど滞在していた事もあったので、フィリピンの長所、短所を知っているので、そのようなギャップによる失敗もないかなと思います。
たとえば、日本と比べて衛生面は劣っていたり、虫が多かったり(特にローカルな店だと食べ物にめっちゃハエがたかってます)、イメージほど物価が安くない(物による)、など。
あとは、まぁこれはフィリピンに限った話ではないと思いますが、コンドミニアム(日本で言うマンション)は、外観はやたら立派でプールやジム付きのものが多く、一見豪華なのですが、内装をよく見ると建て付けとかが結構適当だったりする事も多いです。
さらに物件によっては、アリが大量発生したりします(笑
なお僕が行った事があるのはマニラ首都圏だけなのですが、移住するならマニラ周辺一択の予定です。
身内にフィリピン人が居る訳でもないので、インフラや施設が充実している首都圏の方が安心だからです。
新宿を超える?大都市や六本木ヒルズのようなエリアもある
フィリピンというと、日本人は発展途上国のイメージや、スラム街のイメージを持つ人も少なく無いようです。
僕もフィリピンに渡航する前はそうでした。
たしかに、そういったスラムのようなエリアもあるのですが、洗練された都会エリアもあります。
特にBGC(ボニファシオ・グローバル・シティ)周辺は、東京の西新宿かそれ以上のスケールです。
↑どうです?綺麗な高層ビルが沢山あってめっちゃ都会ですよね。
それ以外にもロックウェルやオルティガスセンター、アラバンなどいくつも人気エリアが存在しており、それらは綺麗な街並みで、良質なコンドミニアムと充実した商業施設があり、徒歩圏内の近場で日々の生活が完結します。
↑の動画は、知り合いが住んでいたマニラ首都圏にあるコンドミニアム。
セキュリティゲート有・プール付・2ベッドルームの部屋・徒歩すぐの場所に飲食店モールがある立地で家賃は月3.5万ペソ(約5万円)ほどでした。(コロナ前の価格)
東京都心で例えると六本木ヒルズやミッドタウン、郊外だと二子玉川のような感じですかね。
勿論そういったエリアは家賃は高目なのですが、その分利便性があります。
僕はいま東京の都心に住んでいるのですが、同等の利便性を、よりローコストに過ごせるのは良いと思いますし、都会はやはりテンションが上がるのでこういった場所があるのは良いです。
リタイアメントビザは35歳以上で取得可能!
いくら住みやすそうでも、実際に移住・定住するためのビザが取れなければ意味がありません。
フィリピンではSRRVというビザがあり、これはいわゆる永住権のあるリタイアメントビザなのですが、35歳以上から取得可能です。
勿論条件はあるのですが、決められた資金(2万ドルや5万ドル、ビザのコースによって異なる)があれば取れるようです。
また、結婚相手も一緒にビザ対象に含まれるので、二人分取る必要がありません。
なおフィリピンではクオータービザというものもあるのですが、用意されている枠が各国50人と少なく、申請にはコネ等が必要でエージェントに依頼する必要があるのですが、あくまで一人分のみなので家族分も取る必要があったり、ネットを見ているとうまく取得出来なかった人も多いようなので、最初からSRRVを狙うほうが良いと思います。
余談ですが、ビザが取りやすい国は他にタイもあり、日本人で物価の安いアジアに移住するなら、タイかフィリピンの2択になるのかなと思います。
以前人気だったマレーシアはMM2Hビザの条件が急激に厳しくなったので、これが再び改善されない限り選択肢にはならないでしょう。
英語が通じるなど、他にもメリット多し
フィリピンでは英語が通じやすいので、コミュニケーションが取りやすいです。
いや、僕は全然英語話せる訳じゃないのですが、それでも、たとえばフィリピン現地のタガログ語となると全く分かりませんが、英語であればまだ理解度がマシです。
海外にいくと、その「マシ」がいかに重要かが、解ります(笑
あと、なぜかフィリピンだと、お店などでの店員のサービスが適当だったりダメだったりしても、許せてしまいます。(度合いにもよるが・・・笑
日本で同じ状況だったらつい、「え?」と思ったり、イラッとしてしまうんですよね。
言葉で形容しづらいのですが、日本特有の息苦しさや閉塞感がない分、心が寛大になるというか。
知らぬ間に溜まっているようなストレスがなくなる感じです。
ここまで書いて、何気に自分は、フィリピンが好きなのかもしれないなと思ってしまいました(笑
近々、渡航予定があるので、その時は移住を意識しつつ、久しぶりにフィリピンの空気を堪能したいと思います。